Column 歯の色
こんにちは、歯科衛生士の小貫です。最近、「歯の色が気になる」とホワイトニングを希望される方も増えてきています。歯が白くなると印象が変わりますね。今日は『変色』について説明します。
まず、歯の変色の種類には外側からのもの内側からのものがあります。
着色・外因性の変色 | 内因性の変色 |
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・飲食物(コーヒー、茶、赤ワイン、カレーなど) ・喫煙 ・虫歯 ・金属:銅アマルガムなど |
・遺伝性疾患:エナメル質形成不全、象牙質形成不全、先天性ポルフィリン症、低フロスターゼ血症など ・代謝異常疾患:上皮小体機能亢進症、先天性梅毒、先天性タンパク質血症、過ビリルビン血症など ・歯の障害:歯髄壊死(歯の神経が死んでいる) ・歯の内部吸収(ピンクスポット) ・テトラサイクリン系抗菌薬の服用 |
このように変色にも様々な要因があります。中でも『歯の障害』は転倒して歯をぶつけてしまったり、虫歯で歯の神経が死んでしまった場合、歯の色が黒ずんでしまいます。
そして、他の周りの歯に比べて黒くなり目立ってしまうことがあります。
このような歯にホワイトニングをする場合、内側から薬剤を入れていきます。(神経が死んでいるけれど根の治療をされていない場合は先に根の治療を行います)表側よりも効果が出やすいものです。
このように歯の変色にホワイトニングという方法もありますので、着色や歯の色が気になる場合はご相談ください。